『おしゃれ断食』を読んで。

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『おしゃれ断食』は図書館で何ヶ月も待ってやっと借りられた本です。「似合う服がみつかる」ということばにひかれました。

賛否両論の評判どおり、想像以上に個性的でなかなかおもしろい本でした。

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シンデレラブックがすごい!

「おしゃれ断食」は、ただ洋服を買うのを我慢することではないらしい。何がすごいって、シンデレラブックなるものを作成し、とことん自分をその気にさせて演出していくところなんです。

お洋服やおしゃれが大好きな人にとっては楽しいかもしれないですね。

確かに、音楽と同じで、おしゃれが嫌いな女性はいないと思います。できるなら、少しでも素敵に見える洋服が着たい。せめてやぼったくならない着こなしがしたい。でも、ふつうは一日中洋服のことばかり考えて生活なんてしてませんよね。

シンデレラブックは、ことあるごとに洋服のことを考えさせるワークブックです。

「シンデレラブック」とは、「なりたい自分」になるために必要な情報を集約したノートです。

たとえばほめられたファッションのこと、気に入った写真の切り抜き、憧れの人のことなどをひたすら集め、毎日眺めたりチェックしたりするのに利用するんです。イメージトレーニングみたいなものでしょうか。

手持ちの洋服を記録して無駄な買い物はしないとか、着ない洋服は持たないように管理するといったことはこれまでも聞いたことがありました。でも、このシンデレラブックは、シンデレラというだけに、なりたい自分のイメージを徹底的に演出するために使うんですね。ほとんどコスプレの世界です。

 

 

「なりたい自分」を具体的に妄想できますか?

『おしゃれ断食』の著者は、趣味の観劇のとき劇場で見かける「劇場マダム」と名づけた憧れの人を目ざすことで、持つアイテムに統一性が生まれたと述べています。

劇場マダムが着そうな洋服や着こなしかどうかが洋服選びの基準になっているようです。

好きな洋服を着ることで、立ち居振る舞いに自信が持てるようになり、おのずとさまになってくるようです。

びっくりするのが「劇場マダム」のあまりにも具体的で細かいイメージなんです。住んでいる家や家族構成、趣味まで妄想するんですよね。なんか乙女チックでおもしろいでしょ。やっぱりこれってコスプレですよね。

ここまでなりたいイメージが固まっていると、洋服選びがぶれなくていいんでしょうね。

わたしにはそこまではっきりした「なりたい具体的なイメージ」はありません。考えたことがなかったと言った方がいいかもしれません。下品よりは上品なほうがいいけれど、セレブ的なお金持ちっぽいご婦人に見られたいとは思いませんし、ホームパーティなんてゾッとします。そんな自分を想像するなんて、楽しいどころか気持ち悪い。

この機会にちょっと考えてみました。で、思いついたのが「何してる人かわからない自由で元気な人」。それでいて美大卒っぽいセンスの良さみたいなのがあったら最高かな。こういう人がしそうな格好ってどんなのか考えてみたけどよくわかりません。具体的な人物も思いつきませんでした。今だけの思いつきかもしれませんね。子どもが小さかった頃や若い頃はこんなふうに思わなかったと思います。またこれから先、くるくる変わる気がします。

わたしはうちにひきこもっていることがほとんどなので、まち行く人を見る機会もなければ、地方暮らしなのでウィンドウショッピングもままなりません。自らかなり積極的に出向かない限り、自然と目に飛び込んでくるイメージなんてないですから参考にする目当てなんて見つからないのは当然かもしれません。

こんなわたしでも、誰に見られても恥ずかしくない気に入った洋服で毎日楽しく過ごしたいと思うのだからおもしろいものですね。

とはいえ、日々「どうせ誰に会うわけでもない」と言い訳する自分との戦いなんです。言い訳し出すと際限なくだらしない格好になってしまう環境にあるからです。「なりたい自分」を探すより、「なりたくない自分」のほうが具体的に簡単に妄想できるからコワイ。人の目って大切です。

あなたも一度、「なりたい自分」のイメージを具体的に妄想してみてください。おもしろい発見ができるかもしれませんよ。

 

 

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