わたしたち現代人は、長生きできるようになったけれど、はたして健康なんでしょうか? 飽食と環境汚染にさらされている現代人にとって、解毒は、食事や運動に並び、注目されているんですよね。
シルクの肌着は毒だしする?
冷えとり健康法では、肌にじかに触れるものは、シルクがいいとされています。シルクには、毒だし効果があるからだとかいう話です。
シルクは、外敵から蚕を守り、蚕の排泄物を放出して蚕の中の衛生状態を保つはたらきをしている。だからといって、シルクの下着が人間を同じように守り、毒だししてくれると考えるのは、ずいぶん短絡的というか、いい加減な話のような気がします。
ですが、長年の生活の知恵、と言われているもののほとんどは、ちゃんとした根拠なんかないんですよね。
とにかく、気持ちいいものを身につけて、新陳代謝をよくするのって大事なことではないでしょうか。たかが肌着、されど肌着です。
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シルクにこだわって失敗
何が何でもシルク素材がいいんじゃないか。そんなふうに思った時期がありました。というのも、シルクの五本指靴下をはじめて履いたら、がさがさだった足の裏がつるつるになったからなんです。
やっぱりシルクすごい!
ってことになったんですね。
シルクも編み方や織り方で表情さまざま
つるっと光沢のあるシルク生地
じつは、その昔、おみやげにいただいたシルクのパンツ、ツルツルでからだにフィットしなくて、どうも履き心地が気持ち悪い。というので、ほとんど身に着けないまま終わってしまったことがあるんです。そのときは、シルクのよさがまったくわかりませんでした。
その後、また同じ失敗をすることになりました。
シルクといえば、光沢のあるつるっとしたもの、と思っていたわたし。イメージどおりのシルクの肌着がセールになっているではありませんか!
すぐにとびついてしまったことは言うまでもありません。
それがやっぱり大失敗。
するっと肌へのすべりはいいのだけれど、ほとんど伸縮しない生地だったので、窮屈で動きにくく、肌触りがひやっとするんです。安くで買ったことをいいことに、すぐに着なくなりました。シルク100%というのはうそだったかも。破格のセール品には注意です。
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ヒートテックも悪くない、むしろいいかも
更年期障害で肌がかぶれやすくなったので、徐々にシルクなどの天然素材の下着に替えていきたかったのだけれど、結局今シーズンも、ユニクロのヒートテックがいちばん活躍してます。
ヒートテックの着心地はバカにできない
ヒートテックは伸縮性にすぐれ、肌触りもあたたかい。何枚重ねても窮屈な感じがしない。そして、何より安い。
肌呼吸的にはどうなのかわかりませんが、とくに重ね着をする寒い季節の下着は、ストレスのない着心地が重要なポイントになってくるんですね。
ほんとヒートテック、ありがたい。
シルク肌着はニット地が理想
もちろん、シルクのニット地の肌着なら、たぶん着心地いいと思うのだけれど、気軽に買える値段じゃない。
シルクは肌によいか?
シルクの肌着がかさぶただらけの肌のかゆみやかぶれを改善してくれるなら、着てみたい気もします。薬を塗るよりいいですからね。足の裏がきれいになった実績もあるので、気になってます。
ただし、天然素材の動植物の成分は、アレルギーをひき起こす場合もあります。自然素材だから安心とは限りらないんですよ。何かにつけ、過剰に反応してしまう現代人のからだの側にも問題があるという話も耳にします。
素材だけでなく肌触りや着心地も大切
「シルクだからいい」「化繊だからダメ」とは単純に言えない。素材のほかに、肌触りや着心地も大切なポイントです。肌着は、じかに、長く触れるものだからね。
下着で健康になったり不健康になったりするものか! と思いたいですが、肌は繊細なセンサーであることもまた事実。更年期おとな世代は、肌着にこそ、もっと気を使うべきかもしれません。
肌着で毒だしどころか、毒を溜め込む原因が肌着だった! なんてことがありませんように。
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