バブル全盛の若かりし頃、きのうと同じ洋服で出かけることは恥ずべきことでした。
それは、すなわち予期せぬ外泊を意味したからか。それとも不衛生なイメージを持たれるからか。
いえいえ、そんな切実な理由ではありません。ただただ、毎日違う格好をするのがおしゃれだと思い込んでいたふしがあったんです。
「バリエーションの呪い」は解かれた
人気スタイリストの地曳いく子氏いわく、
バリエーションの呪いとは、「女子は、毎日違う格好をしなければいけない」という、恐ろしく、根深く、理不尽な思い込みのことです。
と述べています。
ファッションのプロでもない限り、毎日違う格好ができるぐらい、たくさんの洋服を持つ必要はないんですよね。
不景気が続いたせいか、断捨離やらミニマリストが流行ってきたからか、やっとそのことに気づいて目が覚めた次第です。
洋服を減らしたからといって、自動的におしゃれにはなれなかった
洋服の片づけがひと段落ついて気がついたことがあります。
確かに、無駄にたくさん洋服を持っているとおしゃれにはなれません。
だからといって、洋服の数を減らしたからといって、自動的におしゃれになれるわけではないんですね……。いやはや甘かったです。
おしゃれって何??
ヘンテコな格好で容姿端麗というわけでもないのに、どういうわけか「アーティストっぽい」とか「個性的」と言われ、おしゃれと評価される人がいる一方で、そこそこの容姿でそこそこ流行の格好をしているのに、なぜか垢抜けない、という人もまた確実にいるんですよね……。
何が違うの?
何でおしゃれになりたいんでしょう?
おしゃれのヒントはワンパターンにあり
地曳いく子氏はこうも述べています。
スタイルとは、究極のワンパターンのことです。
おしゃれな人は、みんなスタイルを持っています。
おしゃれになるということは、自分のワンパターンを見つけることなのです。
毎日着替えることがおしゃれだと勘違いしていたら、今度は「似合う洋服を少しだけ持つほうがおしゃれなのよ」と言われて途方に暮れます。
わたしのワンパターンを見つけないと……。
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