夏は涼しい格好をしたい。でも、エアコンで冷えないことも大切です。
薄着をすればいいというわけにいかない現代は、夏のファッションが一番むずかしい。
暑いのか寒いのかわからなくなる冷え性5タイプ。
冷え性に5つもタイプがあるってご存知ですか?
「みんなの家庭の医学」によると、
- 内蔵型
- 四肢末端型
- 下半身型
- 甲状腺機能低下型
- セルライト型
以上5タイプの冷えが存在するそうです。
実際には、2つ以上のタイプが混合している人も多いそう。対処を間違うと、逆効果になって、どんどん冷えがひどくなり、暑いのか寒いのかわけがわからない不快な状態に陥ってしまいます。
冷えとり健康法では、
- 靴下やボトムスの重ね着
- 湯たんぽ
- 足湯
をしていればだいじょうぶ、ということになっていますが、
- のぼせる
- 異常に汗が出る
といった冷えとは真逆の不快な症状が続く場合は、今一度、冷えとりの方法に間違いがないか、確かめたほうがいいかもしれません。
冷えとり健康法でも、じつは頭寒足熱というのが基本なんですが、「頭寒」の部分は、あまり注意されていないように思います。夏はとくに、熱を逃すことも大事になってくるんですよね。
涼しいスタイルと冷えないスタイルを使い分ける。
生活シーンに合わせて、涼しいスタイルと冷えないスタイルは、きっちり分けて、それぞれ用意しておくのがおすすめです。
理想的には、着替えるくらいのマメさがあったほうがいいです。汗をかいた湿った洋服のままで過ごすことだけは避けられるようにしましょう。
湿った服装でなければ、あとは簡単です。スカーフやレグウォーマー、羽織りものなどの小物を積極的に活用するといいですね。
まずいのは、涼しさと冷え予防、どっちにもそこそこ対応しようとして、涼しくもなく冷えないわけでもない中途半端なスタイルで長時間過ごしてしまうことです。
想定できる範囲で、涼しいスタイルと冷えないスタイルは、きちんと分けて考えるようにしたほうが安全です。
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涼しいスタイル
- 屋外で過ごす
- エアコンのない屋内で過ごす
- からだを動かす
ことが予想される場合は、最大限涼しい服装を用意したいもの。
つまり、
- 通気性がよい
- 速乾性がある
素材の洋服を選びましょう。
わたしは、ほとんどエアコンなしの自宅で過ごしますので、最大限涼しい服装を中心に考えるだけでいいのでラクです。
クレープの下着に、綿か麻素材の洋服が快適です。綿や麻でも、オールシーズン着るような目の詰まった生地は、暑いです。綿なら薄いインド綿、麻も薄く目の粗いものがおすすめ。汗をかいて湿っても、すぐに乾くぐらい薄いものがいいです。
足元は、靴下で調整しています。
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冷えないスタイル
- エアコンの効いた屋内で過ごす
- プールや海水浴などでからだが濡れる
ことが予想される場合は、冷えない準備が必要です。ポイントは、湿った衣服は脱ぐことです。
ラッシュガードなどを着ていて濡れた場合、いくら速乾性と言っても着たままで過ごすのはやめたほうがいいです。体温を奪われて、最悪風邪をひいてしまいます。
脱いで干したほうが乾くのも早い。乾いた洋服に着替えるだけで、からだを冷えから守ることができます。湿った洋服にいくら重ね着をしても冷たくなるだけです。
さすがに下着まで着替えるのはたいへんなので、冷えることが想定される場合は、ユニクロのエアリズムのような超速乾性のインナーが便利。
汗をかいて湿った洋服は、トイレなどちょっとした場所ででも、サッと脱いで着替えるのがベスト。ワンピースよりトップスとボトムスが分かれている方がいいかも。湿った洋服を脱ぐことができれば、冷え体策はほぼ成功、と言ってもいいぐらいです。
あとは、薄地のものを重ねて調整していくといいだけです。めんどうですが、マメに調整するほど快適に過ごせることを肝に銘じておきましょう。
わたしは、大判のシルクシフォンのストールがとても重宝しています。見た目に軽いのに、保温力バツグンです。大判なので、カーディガンのように羽織ることも、ひざ掛けとして使うこともできます。持ち運びにもかさばりません。オススメです。
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大き過ぎるマメに着替えるメリット
温度差のある場所を移動して過ごす人には、本当に厳しい季節ですよね。着替えるなんて、そう簡単にできることではありません。
でも、考えてみて下さい。これは健康に関わる重大なことなんです。わたしのように、体調不良になりやすい更年期なお年頃の人は、とくに気をつけたいところです。
汗をかくたびに、そのつど何回も着替えることはできなくても、一日一回、トイレ休憩を利用して着替えるだけでもかなり違います。
とかく冷えというと、重ね着をしてあたためることばかりに注目しがちです。でも、それ以前に、汗をかいて湿ったままの洋服や濡れたままの洋服のままで過ごすのを避けることのほうが重要なんです。
それこそが夏の冷えを効果的に予防するキモだということを忘れないようにしたいですね。
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