石黒智子氏のワードローブに学ぶ

石黒智子氏は暮らしやモノ選びのセンスのよさで知られ、わたしも氏のエッセイのファンです。そのライフスタイルは容易にマネできるものではないんですけれど、洋服に関しては、最小最強ワードローブをめざす者として大いに参考にしたいところがありました。

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黒・白・グレー以外の洋服を処分

石黒氏は洋服の整理をするとき、なんと黒・白・グレー以外の洋服をすべて処分したと述べているんですね。この思い切りの良さ。感服いたします。
また選んだ色がシンプルです。年をとるにつれて選びにくい色かもしれません。

ベージュのようなオリーブグリーンのような、グレーでもなくマロンとも言えない、絵具の筆洗いバケツの洗水のような、なんとも説明のつかない、そんな色の服は着ません。

好みがきっぱりとしているあたりはさすがです。わたしなど、筆洗いバケツの洗水のような色の洋服を選んでしまいそうです。
いずれにしろ、着たい洋服のイメージをはっきりと持っていないとこうまで潔く絞れません。見習いたいです。

気に入った同じデザインの洋服を何枚も持つ

いつも同じ装いになるのは同じ服が何枚もあるからだけど

と述べています。また、

60歳を過ぎると、似合う服を探すのは大変です。

とも書いています。
わたしは小さいので、サイズが合う洋服を探すのが大変なんです。だから、気に入った洋服があったら、それこそ色違いや素材違いで同じものが欲しいとよく思います。いろんな格好をしたいとは思いません。自分に似合う洋服を着ていたいんですよね。
自分に似合う洋服って、けっこう限られます。だから気に入った同じデザインの洋服をいくつか持つことにはわたしも賛成です。毎日気に入った洋服を制服のように着こなすっていいじゃないですか。

IKEAの布団カバーでオーダーメイド服

IKEAでみつけたリネンの掛け布団ダブルサイズと枕カバー2枚セットは、それまで見たどのリネンより上質で値段が安い。このリネンでワンピースが縫えると思いました。幸い、同じデザインで冬用のウールを持っていたのです。
真っ白なリネンのワンピース2枚と丈が違うだけのブラウス4枚に仕立てられました。

って、スゴクないですか。こんなところでモノを見る目が発揮されてるんですね。なんか、本物の贅沢という感じがします。

数年はしっかりアイロンを当てて外出着として、その後は洗いざらしで普段着にします。2枚ハギなら、着心地もよく、おいおい寝間着に下ろせます。

とありますから、案外経済的かもしれません。

いくつになっても、自分を素敵に見せる努力を怠らない人は素敵ですね。

年をとると、だんだんあきらめないといけない部分が出てきます。そうして最後に何を大切にしていたかが透けて見えてくるのでしょうか。無駄なものをそぎ落としてしいったら、最後には何にも残っていなかったりして……それもまたおかし。

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